狙撃されたユーフェミアを発見したスザクがランスロットで保護するけれども、普通に抱きかかえてるなあ。指で摘まみ上げるのならともかく、一瞬であんなことしたら体に衝撃与えてとんでもないことになりゃせんかね。地面ごと抉ったわけでもなし。このシーンでは緊迫感というものが最優先されるから、このこと自体をどうこう言うつもりは本当は無いのだけれど、サンライズが作ってるということを考えると引っ掛かる。なぜならサンライズは言わずと知れたガンダムを作ったところです。ガンダムの作中ではモビルスーツの手のひらに人が乗るというシーンが幾度と無く描写されますが、こんな乱暴なシーンは無い。両手で蓋をして転落したりしないように配慮したり、果ては敵を殺すために握りつぶしたりする(逆襲のシャアでのケーラ・スゥ)。人とロボットの間にちゃんと距離があるんですね。撃たれたり爆発に巻き込まれたりしたら人は死ぬし、モビルスーツは重量のあるものであり踏まれたり挟まれたりしたら人は死ぬ。
勿論全然違う作品なのだから、他の作品の描写の仕方をこっちに持って来たって意味は無いとは思うのだけれど、どのくらい現実の物理を意識して作っているかで、入れ込み方が変わってきてしまうのでしょうがない。でまあ、ユーフェミアが撃たれたことで思い出してしまうのがマオなんですがあれだけ撃たれたマオは蘇生し、一発撃たれただけのユーフェミアは死亡したということは、ブリタニアの医学というものが作中でどのくらいの熟成されたものであるのか見えなくなる。というか、やはりギアス能力者はC.C.のように不死に近い生命力を持つと捉えるべきなんでしょうかね。以前も書きましたが、マオ自身は引き篭もっていたために、その自分の不死的肉体の価値を自ら知ることはなく、ブリタニアの医学力によるものと思い込んでいたのではないか。
人間死ぬときは蜂に刺されても死にますから、ユーフェミアはたまたま致命傷、マオは死に至らなかったと個別に考えることもできるんだけど、それだと全然面白くない。というかマオを再登場させたいだけに蘇生させたのか?ということで、行き当たりばったりに見えてしまうんですね。ここらへんはルルーシュを使って証明して欲しいなあ。ルルーシュ自身が致命傷を負っても生還したというようなことがあれば、ギアス能力者そのものが不死に近いということで回答になりますから。次章では、より戦局も混乱しそのような事態が発生することも十分ありえると思います。
ヴィレッタさんが捕まってしまいそうになったシーンがありましたが、これもちゃんとフォローしないとグダグダになってしまいそう。展開としてはどうなっちゃうんだ?という興味はひくんだけれど、そもそもゼロ率いる黒の騎士団は、ブリタニアの他民族蔑視に対抗する主義も掲げているし、事実演説でもそう表明している。暴徒化しているから見境無いのは当然としても、ヴィレッタの見た目だけで、敵と判断し処刑するなんてことがあったら、ゼロがなんで苦労しているのか下々はなんにも理解していないということになってしまって、徒労感だけが残ってしまう。会場でディートハルトはニヤニヤしてるけれど、ブリタニア人だと糾弾されてもいないで馴染んでいるし・・・。
とりあえず最終回ですけれど、24・25も控えていますしそれが放送されて初めて第一章完結ということで、待ち遠しいですね。クロヴィスをうまく撃退して、次に現れたコーネリアもすぐ倒され、続々と登場する皇族をぼんぼん滅していく作品なのかと最初は思ったのですが、意外と骨太の展開でした。ちょっとミクロ的な視点にスポット当てすぎなきらいもありますが、キャラクターに思い入れを持てれば、その描き方が心地よくもある。謎の部分はかなり残されていますが、半年後までいろいろ考えることができるのも楽しみの一つということですね。

「スザク・・・・・・。来て・・・・」
「行くよ、ユフィ・・・。」

「うおおおおおおおおおおおおおおお。ユフィ!ユフィ!」
「い、痛い・・・・。スザク・・・・。うっ!」

「すみません、ユフィを助けてください。」
「どうしたんだスザク君。」
「ちょっと盛り上がりすぎてしまいまして・・・・。」

「私のユーフェミア様になにやっとんじゃ!!!」

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